あじさいの土壌~花色を変えるメカニズム

2017.2.23 Thu

あじさいの花色は、基本的には土壌の酸度で決まります。あじさいを自分好みの色に咲かせるためには、土の配合や薬剤で土壌の酸度を調整します。あじさいの花色を決めるメカニズムや、土の配合、薬剤などをご紹介します。

色が変わるメカニズム

あじさいの花色が変わるメカニズムは、酸性の土壌では青色、中性・アルカリ性の土壌では赤色が強く出ます。土壌に含まれるアルミニウムと花の色素が持つアントシアニシン系の色素との結びつきで色が変化するのです。土中のアルミニウムは酸性土壌だとよく溶けあじさいが吸収し、青色の花になります。また、アルカリ土壌だとアルミニウムは溶けないためあじさいは吸収できず、ピンク色の花になります。青色系の品種を中性・アルカリ性の土壌で栽培すると青みが強い紫色になります。白色系の品種は花自体が色素をもっていないため、土壌の酸度で影響を受けることはありません。なお、日本の土壌はほとんどが弱酸性です。その理由は日本は降水量が多いことにあります。雨水に含まれた大気中の二酸化炭素が溶け込んでいるからです。ただ、花色の変化は土壌の他にも様々な環境要因が働くため、この限りではありません。

土壌を酸性にする

土壌を酸性にして青い花を咲かせるには、鹿沼土やピートモスを加えましょう。鹿沼土は水はけが良いのが特徴なので、大量に使ってしまうと水が根に吸収されずに枯れてしまうことがあるので注意しましょう。ピートモスは水持ちの良い土ですが、大量に使ってしまうと水はけが悪くなり、根の生育を妨げてしまいます。鹿沼土・ピートモスの両方をバランスを見ながら加えていきます。また、青い花用の培養土や肥料も市販されており、手軽に土を酸性に傾けてくれるので便利です。

土壌をアルカリ性にする

土壌をアルカリ性にしてピンク色寄りの花を咲かせるには、赤土玉や腐葉土を配合して基本の土壌を作ります。そこに 苦土石灰を混ぜ入れるとアルカリ性に近付きます。酸性になってしまう鹿沼土・ピートモスは使わない用にしましょう。青い花用と同様に、赤い花用の培養土や肥料も市販されています。

土壌の酸度を調整する時期

土壌の酸度を調整するのに適している時期は4月~5月です。根がアルミニウムを吸収し、花芽の生長とともにあじさいに養分として行き渡ります。この頃を逃してしまうとアルミニウムの吸収が遅れるため、思った通りの色にならないことがあります。


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人気あじさいの名所

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    極楽寺

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  • 横浜・八景島シーパラダイス

    横浜・八景島シーパラダイス Photo by 旅ゴハン

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    横浜・八景島シーパラダイス

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  • 神戸市立森林植物園

    神戸市の市民の花であるあじさい。その名所の一つが「神戸市立森林植物園」だ。園内中心部に位置する「あじさい園」には多くの品種の沢山のあじさいが植えられている。種類が多いためにその見頃も様々で、早いものだと6月上旬から下旬まで、遅いものだと7月下旬から9月上旬までとなっている。

    神戸市立森林植物園

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  • 清水公園

    一般に開放された入園無料の公園。特に桜は、日本さくら名所100選に選ばれるなど、全国でも有数の名所であるとともにツツジも関東有数の名所として知られている。園内にはフィールドアスレチック、キャンプ・バーベキュー場、ポニー牧場、アクアベンチャー、花ファンタジアなどの施設(有料)を設けてあり、年間を通して年代を問わず多くの人が楽しむことができる。国内最大級といわれるフィールドアスレチックは全部で100ポイントを有しており、家族で楽しめるファミリーコース、勇気と挑戦の冒険コース、スリルいっぱいの水上コースの3つがあり、これだけでも1日中遊ぶことができる。

    清水公園

    千葉県野田市清水906
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  • 京都府立植物園

    京都府内外から多くの人々が訪れる「京都府立植物園」。梅雨の時期、その「アジサイ園」ではガクアジサイやセイヨウアジサイ、ヤマアジサイなど約200種類ものアジサイの展示が行われる。どの品種も個性があり、それぞれ美しい。お気に入りの品種に出会えるかもしれない。

    京都府立植物園

    京都府京都市左京区下鴨半木町
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  • 三渓園

    生糸貿易により財を成した実業家 原 三溪によって1906年に公開された日本庭園。 庭園内では四季折々の花を観賞することができる。 6月上旬~6月下旬になると、初音茶屋や旧燈明寺本堂周辺にあじさいの花が現れれ、梅雨の時期を鮮やかに盛り上げる。

    三渓園

    神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
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  • あしかがフラワーパーク

    あしかがフラワーパーク

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  • あじさい寺 高林寺

    県内でも指折りのあじさいの名所として知られる。 6月下旬~7月中旬の見頃の時期には境内が5000株のあじさいで溢れ、多くの人が散策に訪れる。また、周囲の沿道も5キロほどあじさいが咲き誇り、辺り一帯が初夏の雰囲気に包まれる。

    あじさい寺 高林寺

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  • 隅田公園

    隅田公園

    東京都台東区花川戸1-1
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  • 三千院

    ヤマアジサイやガクアジサイなど、色とりどりのアジサイが約3000株繁茂する。6月上旬から7月上旬にかけて「あじさい祭」が行われ、たくさんの観光客が訪れる。

    三千院

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